危ない勉強法を続けると成績が伸びない理由– DAY2 –

はじめに

昨日は、
「成績が伸びない原因は、努力不足ではなく勉強法のズレにあることが多い」
という話をしました。

そして友だち登録時には、
「危ない勉強法30選」のPDFもお渡ししています。

すでに読んでくれた方の中には、

「これ、自分もやっているかも」
「今までの勉強、少しズレていたかもしれない」
「だから成績が伸びなかったのかもしれない」

と感じた人もいると思います。

ただ、ここで大切なのは、
当てはまったからといって落ち込むことではありません。

むしろ、気づけたなら大きな前進です。

なぜなら、勉強法のズレは、
正しく見直せば変えられるからです。

今日は、危ない勉強法がなぜ成績につながりにくいのか。
そして、まず何を見直すべきなのかを整理していきます。


危ない勉強法が怖い理由

受験勉強で一番怖いのは、
勉強していないことだけではありません。

本当に怖いのは、
伸びにくいやり方を、真面目に続けてしまうことです。

勉強していなければ、本人も周りも原因がわかりやすいです。

「もっと勉強時間を増やそう」
「毎日机に向かおう」
「まずは習慣を作ろう」

という話になります。

でも、真面目に勉強しているのに伸びない場合は、少し厄介です。

本人は努力している。
時間も使っている。
参考書も進めている。
模試も受けている。

それなのに結果が出ない。

この状態が続くと、
だんだん自信がなくなっていきます。

「自分には才能がないのかな」
「もっと勉強時間を増やさないとダメなのかな」
「志望校を下げた方がいいのかな」

そんなふうに考えてしまう人もいます。

でも実際には、才能の問題ではなく、
勉強のやり方が得点につながる形になっていないだけ、というケースが多いです。


1. 参考書を進めることがゴールになっている

成績が伸びない人に多いのが、
参考書を進めること自体が目的になっているパターンです。

「今日は10ページ進めた」
「今週で1章終わらせた」
「この問題集を1周した」

もちろん、進めることは大切です。

ただし、参考書を終わらせることと、
入試本番で解けるようになることは別です。

1周したとしても、
数日後に解けないなら、まだ定着していません。

解説を読めばわかるけれど、
自力では解けない。

似た問題になると手が止まる。
なぜその答えになるのか説明できない。

この状態では、参考書を進めたことにはなっていても、
得点力はまだ十分についていません。

大切なのは、
「どこまで進んだか」ではなく、
何ができるようになったかです。


2. インプット中心で終わっている

次に多いのが、
読む・見る・聞くばかりで終わっている勉強です。

単語帳を眺める。
参考書を読む。
動画授業を見る。
解説を読んで納得する。

これらは、もちろん大切です。

でも、それだけでは点数にはつながりません。

入試本番で必要なのは、
知識を見たことがあることではなく、
必要なタイミングで思い出して使えることです。

英単語なら、
見た瞬間に意味が出るか。

英文法なら、
なぜその答えになるのか説明できるか。

現代文なら、
本文のどこが根拠なのか言えるか。

古文なら、
助動詞や敬語を本文中で判断できるか。

社会なら、
用語だけでなく、流れや因果関係まで説明できるか。

ここまでできて、初めて得点につながります。

勉強で大切なのは、
「わかった気がする」ではありません。

自分で再現できるかです。


3. 復習する日を決めていない

成績が伸びにくい人ほど、
復習を気分でやろうとします。

「時間があったら復習しよう」
「忘れたらまた見よう」
「テスト前にまとめてやろう」

このように考えていると、知識はなかなか残りません。

人は忘れる前提で勉強計画を立てる必要があります。

一度覚えた内容でも、時間が経てば自然と抜けていきます。
これは意志が弱いからではありません。

だからこそ、復習は気分でやるものではなく、
最初から予定に入れておくものです。

たとえば、

当日中に軽く見直す。
翌日に本を閉じて思い出す。
3日後にもう一度確認する。
1週間後に問題演習で使ってみる。

このように、復習のタイミングを決めておくことが大切です。

復習で大事なのは、ただ読み返すことではありません。

見ずに思い出せるか。
自力で解けるか。
説明できるか。

この形で確認することです。


4. 間違えた問題を「直したつもり」で終わっている

問題演習をしているのに伸びない人は、
間違えた後の処理が浅いことがあります。

丸つけをする。
解説を読む。
赤ペンで正しい答えを書く。
それで終わり。

これだと、同じような問題でまた間違えます。

間違えた問題で本当に大切なのは、
正しい答えを知ることだけではありません。

なぜ間違えたのかを明確にすることです。

知識が足りなかったのか。
覚えていたけれど思い出せなかったのか。
問題文を読み違えたのか。
時間が足りなかったのか。
解き方を知らなかったのか。
選択肢の切り方が甘かったのか。

原因が違えば、対策も変わります。

単語を知らなかったなら、単語に戻る。
文構造が取れなかったなら、英文解釈に戻る。
根拠を拾えなかったなら、現代文の読み方を見直す。
時間が足りなかったなら、解く順番や時間配分を変える。

間違いは、ただの失敗ではありません。

次の勉強を変えるための材料です。


5. 自分の現在地を見ていない

危ない勉強法の根本には、
自分の現在地を見ないまま勉強していることがあります。

志望校に合格するために、
今どの科目が一番足りないのか。

英語なら、
単語が弱いのか。
文法が弱いのか。
解釈が弱いのか。
長文の読み方が弱いのか。
過去問の形式に慣れていないのか。

現代文なら、
語彙が弱いのか。
本文構造が取れていないのか。
選択肢の判断が甘いのか。
根拠を拾えていないのか。

古文なら、
単語が弱いのか。
助動詞が弱いのか。
敬語が弱いのか。
主語把握ができていないのか。

ここが曖昧なまま勉強していると、
「頑張っているのにズレている」という状態になりやすいです。

受験勉強では、
やみくもに努力するよりも、
まず現在地を正しく見ることが大切です。

今の自分に必要なことがわかれば、
勉強の優先順位が見えてきます。


今日確認してほしいこと

今日、確認してほしいのはこの7つです。

□ 参考書を進めることが目的になっていないか
□ 1周しただけで満足していないか
□ 解説を読んで「わかったつもり」で終わっていないか
□ 本を閉じても説明できるか
□ 復習する日を決めているか
□ 間違えた原因を分類しているか
□ 今の勉強が志望校合格につながる理由を説明できるか

もし当てはまるものが多くても、焦らなくて大丈夫です。

大切なのは、ここから変えることです。

勉強法のズレは、気づければ修正できます。

そして、努力できる人は、やり方が整ったときに伸びる可能性があります。


明日の内容

ここまで2日間で、
成績が伸びない原因や、危ない勉強法についてお伝えしてきました。

でも大切なのは、
「何が危ないか」を知ることだけではありません。

本当に大切なのは、
では、どう勉強すれば成績につながるのかを知ることです。

そこで明日は、
偏差値40台から逆転合格を目指すための勉強法を、
PDFにまとめてお渡しします。

勉強の質、量、継続力。
記憶に残る復習法。
英語・国語・模試の使い方。
そして、志望校から逆算した勉強計画の考え方。

このあたりをまとめた内容です。

明日のPDFを読むことで、
「今の勉強をどう変えればいいのか」がかなり見えやすくなるはずです。


最後に

成績が伸びないとき、
多くの人は「もっと頑張らないと」と考えます。

もちろん、勉強量は大切です。

でも、やり方がズレている状態で勉強量だけを増やしても、
苦しくなるばかりで結果につながりにくいことがあります。

大切なのは、
努力を増やすことだけではありません。

努力の向きを整えることです。

今日の記事を読んで、
今の勉強のどこを見直すべきか、
少しでも考えるきっかけになればうれしいです。

明日は、
正しい勉強法の全体像をお渡しします。